このページのリンクにはプロモーションが含まれています。
「投資はギャンブルじゃないの?」「投資と投機の違いがわからない」と思っていませんか?
結論、「投資」はギャンブルではありません。
一方で「投機」はギャンブルとほぼ同じ意味で使われることが多い言葉です。
本記事では、投資と投機の違いについて説明していきますが、実は両者の境界線は結構曖昧です。
資産形成していくには、前者の「投資」ができるようにならなくてはなりません。
そこで、本記事では、以下を掴めるように「投資と投機の違い」「資産形成の方法」を解説していきます。
- 投資とはなにかを正しく理解できる
- 自分にあった投資方法を見つけられる
それでは、本題に入っていきましょう。
投資はギャンブルではない
結論から述べると、投資はギャンブルではありません。
一般的に「ギャンブル」と呼べるのは、以下のような要素をもつ金銭のやり取りだと考えています。
- 短期の売買によって利益を得る
- 場の資産総額が成長しない
- コントロールできない外部要因(つまり運)による振れ幅が大きく、不安定
投資は、将来的に価値を生み、リターンを得られることを期待して資産を投じる行為のことを指します。
短期的な、場の資産総額が成長しないやり取りで利益を狙うことを投資とは呼びません。
そのため、1つめと2つめは当てはまりませんが、問題は3つめの点です。
確かに、投資は元本が保証されません。どれだけ対策をしても、外部要因によって損失を出してしまうリスクを常に孕んでいます。
おそらくこの共通点が誤解を生んでしまっているのだと思いますが、実は投資にはリスクヘッジが可能な方法がいくつもあります。
ゼロにすることはできずとも、ギャンブルと違ってリスクコントロールが柔軟にできることが、明確に「ギャンブルではない」とみなす理由です。
なぜ投資=ギャンブルと考えてしまうのか
投資=ギャンブルと考えてしまう理由として、以下のものが挙げられます。
- 資産形成について正しい理解が進んでいない
- 「FX(投機)」と「株式(投資)」が混同している
- 怪しい情報商材で投資を扱うものが多いことによるイメージ悪化
日本では、バブルや長期に渡っての株価低迷などさまざまな理由から、資産形成に対しての正しい理解が進んでいません。
そのため投資というジャンルそのものが、高額な情報商材など「人に金を払わせるための題材」に利用されやすくなってしまっています。
結果としてネット上では、資産形成の知識がない人をターゲットにした、オンラインサロンや自動投資売買ツールなどの情報や勧誘が蔓延。被害に遭う人はあとを絶ちません。
こうしたイメージの悪化・金融リテラシー形成の遅れなどが絡み合い「投資ってギャンブルみたいなものでしょ?」という誤った認識を生んでいるのです。
しかし、投資は正しい理解をした上で行えばあなたのお金を守る・増やす手段として効果を発揮します。
投資と投機の違い
先ほど、投資はギャンブルではなく、ギャンブルと呼べるのは「投機」だと述べました。
では、両者は具体的にどう違うのでしょうか?
所説ありますが、今回の記事では期間と取引回数に着目して解説していきます。
投資 | 投機 | |
期間 | 長期的な値上がりを期待する | 短期的な値上がりを狙う |
取引回数 | 一度保有したら辛抱強く待つ | 高頻度で取引を繰り返す |
全体の利益 | 増える(プラスサム) | 変動なしor減る(ゼロサム) |
両者を見比べてみると、以下のような違いがあるとわかります。
- 投資:長期的目線で、短期の変動に注目せず利益をつくる
- 投機:短期的目線で、短期の変動に注目して差益を狙う
加えて、投資には場全体の価値を底上げし、利益を増やす目的も含まれます。
「プラスサム」というもので、参加者全員が取り合うパイが将来的には増え、Win-Winな結果をつくることを指します。
対して、投機には場のパイの送料が増えない「ゼロサム」か、もしくは手数料などによってパイが減る「マイナスサム」の、どちらかの性質を持っていることがほとんどです。
このように、投資と投機は対極に位置する行動であるといっても過言ではないとみなせますね。
「投機」はほぼギャンブル
「投機」についてもう少し深掘りしていきましょう。
短期間での売買を繰り返して、利益を得ようとする行為全般を投機と呼びます。
不確実だが当たれば利益の大きい事をねらってする行為。「―的」 市価の短期間の変動の差益だけをねらって行う売買取引。「―市場」
投機には先に述べたような「不確実性」「短期的」という要素が含まれており、つまりギャンブルと性質がかなり似ています。
具体的には、商品の転売や有価証券(FX)の売買には、そもそも「長期保有に向かない」という性質があります。
そのため、上記2つは性質も行動も含めてほぼ投機といって差し支えありません。
「投機」ではなく「投資」による資産形成をしよう
2,000兆円という数字を見て何か思い当たる節はあるでしょうか?
この2,000兆円という数字は日本の個人金融資産の概算金額になります。
2021年の9月に日本銀行が発表した資金循環統計において日本の個人金融資産が1992兆円であることがわかりました。
日本の個人金融資産は世界ランキングにおいてアメリカについて第2位となっており、莫大な金融資産を抱えています。
そのうち、現金と預金が占める割合は約1,000兆円で約半分が現預金であることがわかりました。
一般的に日本人は貯蓄が好きな人が多いです。
なるべく安全に投資で資産形成する方法5選
この章では初心者の方でもすぐに始められる安全な資産形成の方法について紹介していきます。
なお、いずれの方法も証券会社口座が必要になります。
まだ証券会社の口座を持っていない方は、以下のSBI証券口座を開設してもよいでしょう。
※証券口座は銀行口座と同様に複数持てます(NISA口座は1つの金融機関のみでしか開設できません)。
分散投資
分散投資とは、ひとつの株だけでなく、たくさんの投資対象に投資をしてリスクを減らす方法のことです。
分散投資をすることで特定の投資対象の値動きによるポートフォリオの上下をできるだけ少なくすることができます。
金融資産を分散させる方法として「円/ドル/新興国通貨」・「株式/債券/コモディティ(商品)」・「日本株/外国株」などがあります。
積立投資
積立投資とは、一回の売買で投資資金すべてを使うのではなく、複数回に分けて投資をしていくことです。
具体的には100万円でA株を買う際に、月10万円ずつ10か月に分けて投資を行うことを指します。
積立投資のメリットとしてはドルコスト平均法に基づく、取得価格の分散効果が挙げられます。
NISAの非課税枠を利用
NISAは、株式や投資信託などを保有・売却したときに生まれた利益や配当に、税金がかからなくなる制度です。
通常、利益や配当に対しては約20%が税金で徴収されてしまうので、NISAは利用したほうが良い制度と言えるでしょう。
2024年からNISAの制度が改定され非課税枠の上限が変更になっているので詳細はよく確認してください。
引用:金融庁公式サイト
単元未満株の売買
単元未満株とは、通常、購入にある程度まとまったお金が必要になる株式を、より少額から購入できるようになる仕組みです。
たとえば、極端な例ですが1株1万円で単元株(最低購入単位)が100株の会社の株を買おうと思うと、少なくとも100万円が必要になります。
そんな大金をポンと投資できる人はなかなかいませんね。
一方で、単元未満株であれば、単元株が100株のところ10株や1株から購入できます(売るときも同様)。
配当も持っている株数に応じて受け取れますので、活用していきたい仕組みです。
なお、利用には以下のような制限がかかりますので、把握して利用しましょう。
- すべての銘柄は購入できない
- リアルタイム売買ができない
- 売買価格を指定できない
ノーロード投資信託
ノーロード投資信託とは、投資信託を買うときに手数料(load)がかからない投資信託のことです。
わかりやすいメリットを持つ商品ですが、これには以下の特徴があります。
- 購入時にかかるコストが発生しない
- 取り扱いが多く、豊富な選択肢から選べる
- インデックスファンドを選べばさらにコスト低減
なお、ノーロード投資信託といえど、運用時にかかる「信託報酬」や「信託財産留保額」という、解約時にかかる費用は発生します。
完全ノーコストで運用できるわけではない、という点に留意して投資信託を選びましょう。
まとめ
ここまで、投資はギャンブルではない理由や、投資と投機の違いを説明し今からでも始められる資産形成の方法を解説しました。
投資に近道はありません。焦らずコツコツと知識・資産を増やしていくことが大切です。
まだ何も始めていない、初心者の方におすすめな証券会社はSBI証券。
この記事があなたの資産形成に貢献する一助になれば幸いです。