「積立」のメリット・デメリットとは?初心者が知るべき積立投信の全知識 | Access Journal  

「積立」のメリット・デメリットとは?初心者が知るべき積立投信の全知識

このページのリンクにはプロモーションが含まれています。

積立を始めてみたいけれど「積立とは何か具体的にわからない」「積立のメリットとデメリットが知りたい」などと困っていませんか?

結論、積立とは、一定の間隔で一定の金額を貯めたり増やしたりする資産運用方法のことで、少額の資金から始められるため、無理のない範囲で着実に資産形成を行いたい場合におすすめです。

この記事では、積立の特徴をわかりやすく解説した上で、積立の種類ごとのメリット・デメリットを以下の流れで具体的に紹介します。

この記事を読めば、積立の仕組みや種類ごとのメリット・デメリットをしっかり把握でき、あなたの資産運用の選択肢が広がるでしょう。

1.1分でわかる!積立とは

結論、積立とは、自分で決めた金額を定期的に預金または投資することで、着実に資産を増やす運用方法を指し、少額から無理のない範囲で資産形成を始められます

また、多くの場合は、あなたが指定した口座から自動的に積立資金の振り替えが行われるため、手間がかかる貯蓄方法が苦手な場合に最もおすすめです。

積立で最大限の利益を獲得するために、以下3つのポイントを押さえておきましょう。

  1. 少額から始められる
  2. 自分で入金する手間がかからない
  3. 積立金額は変更できる

下記でそれぞれ詳しく解説します。

1-1.少額から始められる

積立は、最初に高額の資金を用意する必要がないため、資産形成初心者でも始めやすいという魅力があります。

なぜなら、積立は、1回の積立額を自由に決められる場合が多いので、資産形成を始めるハードルが低い上に資産状況に応じて継続しやすいからです。

ただし、金融機関によって積立時の最低金額など条件が異なるので、申し込み前に必ず確認しましょう。

1-2.自分で入金する手間がかからない

積立は、積立資金の振替と積立金額を決めた後は、自分で入金を行う必要がありません

なぜなら、多くの場合は、あなたが指定した金融機関から自動的に積立資金が期日に差し引かれる仕組みだからです。

そのため、面倒な入金手続きや定期的な貯蓄が苦手な場合に、特におすすめの資産形成方法といえるでしょう。

1-3.積立金額は変更できる

積立は、少額の資金を着実に積み上げる運用方法な上に、金利も高くないので、まとまった金額を手に入れるまで時間がかかります

ただし、積立金額は途中で増やすこともできるので、あなたの資産状況に応じて増額設定を行うと、将来的な利益の拡大を目指すことができます。

2.積立の種類

結論、積立は、目的に応じて積立対象が異なる2つの資産形成方法があります

積立の種類は、以下2種類です。

  • 積立定期預金:利息で利益を得る
  • 積立投信:投資で利益を得る

下記でそれぞれ詳しく解説します。

2-1.積立定期預金|利息で利益を得る

「積立定期預金」とは、貯蓄を目的とした積立のことで、金融機関に定期的に一定の金額を預け入れる資産形成方法です。

たとえば、毎月1万円の積立定期預金を10年続けた場合は、120万に10年分の利息を上乗せして受け取ることができます。

利息を算出する際の利益は金融機関によって異なりますが、預入期間が長いほど利息を多く受け取ることができます。

「積立定期預金」と「定期預金」の違い

積立定期預金は、通常の定期預金と比べて制限が厳しくない分、金利が低く設定されています

下記表では、積立定期預金と定期預金の違いを比較してご紹介します。

積立定期預金 定期預金
目的 少額を定期的に預金したい まとまった保有資産を一括預金したい
金利 低い 高い
出金制限 途中で引き出せる 原則満期まで引き出せない

上記を踏まえて、少額から無理のない範囲で貯蓄したい場合は「積立定期預金」しばらく使用する機会のない保有資産を預け入れたい場合は「定期預金」を選びましょう

定期預金の出金制限期間は金融機関によって異なりますが、一般的に1ヶ月~10年程度で設定されている場合が多く、預入期間が長いほど利息が増える仕組みです。

積立定期預金のメリット・デメリットについて、詳しく知りたい場合は「3.積立定期預金のメリット・デメリット」をご確認ください。

2-2.積立投信|投資で利益を得る

「積立投信(積立投資信託)」とは、投資を目的とした積立のことで、一定の間隔で一定額の投資信託を運用する資産形成方法です。

たとえば、毎月1,000円の積立投信を行う場合は、毎月1,000円が自動的に引き落とされる代わりにプロの運用担当者が投資信託を管理し、運用成果に応じた分配金を得ることができます。

積立投信のメリット・デメリットについて、詳しく知りたい場合は「4.積立投信のメリット・デメリット」をご確認ください。

投資信託とは

「投資信託とは」、複数の投資家から集めた資金をまとめて投資のプロが運用代行を行い、運用成果に応じて分配金を得られる投資方法です。

投資信託は、自分で情報収集や分析の手間をかけずにプロに運用を任せられるので、初心者でも始めやすいという魅力があります。

投資信託の仕組みやメリット・デメリットについて、詳しく知りたい場合は「こちらの記事」をご確認ください。

3.積立定期預金のメリット・デメリット

結論、積立定期預金は、元本割れの心配がないので、着実に利益を積み上げたい場合におすすめの資産形成方法です。

積立定期預金のメリット・デメリットを細かく分けると、下記3つです。

  • メリット1:入金の手間がかからない
  • メリット2:元本割れの心配がない
  • デメリット:通常の定期預金より金利が低い

それぞれ以下で詳しく解説します。

3-1.メリット1:入金の手間がかからない

積立定期預金は、指定した普通預金口座から自動的に積立額が振替えられるため、自分で入金する手間がかかりません

また、預金額や預入期間はあなたの資産状況に応じて調整できるため、ワークライフバランスに合わせて無理なく安定した貯蓄を続けることができます。

3-2.メリット2:元本割れの心配がない

積立定期預金は、元本保証がある資産形成方法なので、運用期間中や支払い時に元本割れすることがありません

たとえば、万が一金融機関が破綻した場合でも、預金保険制度によって、1人あたり1,000万円+利息分までは保証される制度が設けられています。

3-3.デメリット:通常の定期預金より金利が低い

積立定期預金は、通常の定期預金よりも金利が低く設定されているため、利息分で保有資産が一気に増えるわけではありません

ただし、積立定期預金は、普通預金と比べて金利が高い上に制限も厳しくないので、地道に安定した貯蓄を行いたい場合に適した資産形成方法といえます。

4.積立投信のメリット・デメリット

結論、積立投信は、投資のプロが運用代行してくれるので投資初心者でも始めやすいですが、運用管理手数料がかかるので注意しましょう

積立投信のメリット・デメリットを細かく分けると、下記4つです。

  • メリット1:初心者でも始めやすい
  • メリット2:リスクを抑えて投資できる
  • デメリット1:運用管理手数料がかかる
  • デメリット2:元本割れのリスクがかかる

以下でそれぞれ詳しく解説します。

4-1.メリット1:初心者でも始めやすい

積立投信は、少額から購入できる投資信託が多い上に、投資のプロが運用代行してくれるので、投資初心者でも始めやすい資産運用方法です。

なぜなら、通常の株式投資と異なり、自分で市場動向を分析した上で運用する必要がないため、手間を省きながら利益の獲得を見込めるからです。

投資信託の仕組みや運用代行の流れについて、詳しく知りたい場合は「投資信託とは」をご確認ください。

4-2.メリット2:リスクを抑えて投資できる

積立投信は、損失リスクを抑えながら積立投資できるような投資手法が適応されています

積立投信の投資手法は、下記2パターンです。

  • 分散投資
  • ドルコスト平均法

それぞれの投資手法についてご説明します。

分散投資

「分散投資」とは、1つの金融商品だけに投資先を絞らず、国内外の様々な金融商品に分散して投資を行い、損失リスクを防ぐ手法です。

なぜなら、投資先を1つしか持たずに運用に失敗した場合は、資産が大きく減ってしまいますが、複数の投資先に分散投資をしている場合は1つの商品で損失が生じても資産全体へのダメージが少なく済むからです。

ドルコスト平均法

「ドルコスト平均法」とは、金融商品の価格が高いときは少なく、安いときは多くの口数を購入することで、価格変動リスクを回避する手法です。

すなわち、同じ投資額でもドルコスト平均法を用いると、より多くの口数を購入できる上に、購入単価の平均額をより平準化することができます。

4-3.デメリット1:運用管理手数料がかかる

積立投信は、投資のプロに運用を委託するため、管理手数料などの投資コストがかかります

投資信託の運用には、主に下記3つの手数料がかかります。

  • 販売手数料:購入時の手数料
  • 信託報酬:運用・管理手数料
  • 信託財産留保額:満期を迎える前に手放す場合の手数料

各手数料の金額は、投資商品や金融機関によって異なるため、購入前に確認しましょう。

投資信託の運用管理にかかる手数料や支払い先について、詳しく知りたい場合は「投資信託とは」をご確認ください。

4-4.デメリット2:元本割れのリスクがかかる

積立投信は、あくまで投資活動なので、積立定期預金と異なり元本保証がありません

そのため、投資商品の運用に失敗した場合は、当初の投資額を下回る可能性があります。

投資信託が元本割れする理由や想定されるリスクについてついて、詳しく知りたい場合は「投資信託とは」をご確認ください。

まとめ

積立の特徴をわかりやすく解説した上で、積立の種類ごとメリット・デメリットについて、以下の流れで具体的にご紹介しましたが、いかがでしたか?

積立は、一定の間隔で一定の金額を用意して貯めたり増やしたりする資産運用方法のひとつで、少額から始められるため、無理のない範囲でコツコツと資産運用をしたい場合におすすめです。

このページを参考に、あなたにぴったりの資産運用方法が見つかることを心から祈っています。