純金積立のメリット・デメリット・注意点とは?金投資会社を徹底比較 | Access Journal  

純金積立のメリット・デメリット・注意点とは?金投資会社を徹底比較

このページのリンクにはプロモーションが含まれています。

純金積立を始めてみたいけれど、「純金積立のメリット・デメリットを知りたい」「おすすめの金投資会社を知りたい」などとお困りではありませんか?

結論、純金積立とは、毎月一定の金額を積み立てて、継続的に金を購入する投資手法のことで、資産価値の安定性が高い金を長期的に積み立てるので、着実に利益を得たい場合におすすめです。

この記事では、純金積立の基礎知識についてわかりやすく説明した上で、純金積立のメリット・デメリットについて解説し、おすすめの純金積立会社を比較して以下の流れでご紹介します。

この記事を読めば、純金積立の仕組みや注意点をしっかりと把握でき、あなたの資産運用の選択肢が広がるでしょう。

1.この記事の結論

結論、純金積立とは、毎月一定の金額を継続的に金の購入に充てる積立投資のことで、資産価値が大幅に変動しにくい金を積み立てるため、着実に利益を得たい場合に最適の資産運用方法です。

また、純金積立を始めるには金投資会社で専用口座を開設する必要がありますが、投資コストやリスクを抑えて利益を最大限に拡大するためには、ネット金投資会社がおすすめです。

ネット金投資会社の各社の違いや特徴について、詳しく知りたい場合は「5.おすすめの純金積立会社4社を徹底比較」をご確認ください。

2.純金積立とは

結論、純金積立とは、毎月一定の金額を継続的に金の購入に充てる積立投資のことで、長期的な運用で着実に利益を得たい場合におすすめの資産形成方法です。

なぜなら、純金積立は少額から始められる上に、資産価値が大幅に変動しにくいので安定性が高いからです。

純金積立をさらに深く理解するために、以下2点を押さえておきましょう。

  • 現物の保有方法
  • 資金の預かり方法

下記でそれぞれ詳しく解説します。

2-1.現物の保有方法

純金積立は、基本的に金を現物保有することはありません

なぜなら、純金積立は金に対して重量や金額を指定して行う運用方法なので、積立金額が小さい場合は、その都度金の現物を受け取ることが難しいからです。

ただし、純金積立を長期的に継続してある程度貯まった場合は、金の現物や金貨・ジュエリーなどと交換することができます。

2-2.資金の預かり方法

純金積立は、積立資金の預かり方法が運用会社によって異なり、資金の預かり方によって金の所有権が契約者にあるのか、投資会社にあるのかが変わります

資金の預かり方法は、以下2種類です。

  • 消費寄託:所有権は投資会社
  • 特定保管:所有権は契約者

下記でそれぞれ詳しく解説します。

消費寄託|所有権は投資会社

消費寄託」とは、契約者の資産と投資会社の資産を区分せずに預かる方法で、契約者が売却や現物交換を希望するまで、投資会社が契約者の資産を運用・管理します

すなわち、金の所有権は投資会社にあり、運用可能なことから金の保管料を無料にしている投資会社が多いため、契約者はコストを抑えることができます。

しかし、万が一投資会社が倒産した場合は、所有権が投資会社にあるため、預けた資産が100%戻ってこない恐れがあるので注意しましょう。

特定保管|所有権は契約者

「特定保管」とは、契約者の資産と投資会社の資産を区分して預かる方法で、契約者が売却・現物交換を希望するまで、投資会社が責任を持って専用金庫で資産を保管します

すなわち、金の所有権は契約者にあるため、万が一投資会社が倒産しても預けた資産が戻ってこないというリスクはありません。

しかし、運営会社の専用金庫で保管するため、契約者は保管料を支払う必要があるので注意しましょう。

3.純金積立のメリット 3つ

結論、純金積立は、少額の資金から始められる上に、資産価値の安定性が高い金を取り扱うため、着実に利益を積み上げたい場合におすすめの資産形成方法です。

純金積立のメリットを細かく分けると、下記3つです。

  1. 少額から投資できる
  2. 購入価格の平均額を平準化できる
  3. 資産価値が大幅に変動しにくい

以下で詳しく解説します。

3-1.少額から投資できる

純金積立は、積立金額を少額から設定できるため、投資初心者でも始めやすいという魅力があります

金投資という観点では金地金投資も同じですが、金地金投資は初期費用として数百万円が必要となる一方、純金積立は毎月1,000円程度の少額から積立てることができます。

ただし、最低積立金額の条件は金投資会社によって異なるため、契約前に確認しておきましょう。

3-2.購入価格の平均額を平準化できる

純金積立は、購入単価の平均額を平準化することができます

なぜなら、「ドルコスト平均法」という手法を用いて、金の価格が高いときは少なく、安いときは多くの口数をバランスよく購入するからです。

ドルコスト平均法により、毎月同じ量を統一して購入するよりも、結果的により多くの口数を購入できる上に、購入単価の平均額を平準化できます。

3-3.資産価値が大幅に変動しにくい

純金積立は、資産価値が大幅に変動しにくい金が投資対象のため、損失リスクを抑えて比較的安全な資産形成ができます

なぜなら、株式投資などの有価証券の場合は、企業の倒産や業績不振により相場変動が変動しやすい一方、金は性質が変わりにくく、工業原料としても一定の需要があるため、資産価値が安定している投資商品といえます。

4.純金積立のデメリット 3つ

結論、純金積立は、買付手数料がかかり、リアルタイム取引ができないので積立時は注意しましょう

純金積立のデメリットを細かく分けると、下記3つです。

  1. 買い付け手数料がかかる
  2. 基本的にリアルタイムで取引できない
  3. 元本割れのリスクがある

以下でそれぞれ詳しく解説します。

4-1.買付手数料がかかる

純金積立は、買付時に購入金額の1.5~5%程度の手数料がかかります

また、投資会社によって、専用口座を管理するための年会費や口座へ入出金する際の手数料がかかる場合もあるため、契約前に諸費用を確認しておきましょう。

金投資の手数料について、さらに詳しく知りたい場合は「5.おすすめの純金積立会社4社を徹底比較」をご確認ください。

4-2.基本的にリアルタイムで取引できない

純金積立は、投資会社が発表している小売価格で金を購入するため、金価格の変化にリアルタイムで応じる売買はできません

つまり、証券取引所が開いている時間帯であればリアルタイムで取引できる株式や金ETF(上場投資信託)とは異なるため、注意しましょう。

4-3.元本割れのリスクがある

金は資産価値の安定性が高い投資商品ではありますが、元本保証があるわけではないので、純金積立では元本割れのリスクがあります

また、投資会社が消費寄託の形で資産を預かっている場合は、投資会社が倒産すると資産が満額戻ってこない恐れもあるので、注意しましょう。

5.おすすめの純金積立会社4社を徹底比較

この章では、おすすめのネット純金積立会社4社を比較して解説します。

純金積み立てで利益を最大限に拡大するために、下記5つの項目で各社の違いを押さえ、あなたの運用スタイルに合う純金積立会社を見つけましょう。

  • 買付手数料(積立取引・スポット取引)
  • 年会費/管理費
  • 資金の預かり方法
  • 積立金額
  • スポット購入額

下記表では、2020年11月現在の各社の違いを項目ごとにご紹介します。

 買付手数料 年会費
口座管理費
資金の預かり方法 積立金額 スポット購入額※
SBI証券
 
積立 2.2% なし
 
特定保管
 
1,000円以上
(1,000円単位)
 
1,000円以上
(1,000円単位)
 
スポット 2.2%
楽天証券

積立 1.65% なし

消費寄託

1,000円以上
(1,000円単位)

1,000円以上
(1,000円単位)

スポット 1.65%
マネックス
証券

積立 1.65% なし

消費寄託

1,000円以上
(1,000円単位)

1,000円以上
(1,000円単位)

スポット 1.65%
田中貴金属
(ネット申込)

積立 1.5~
2.5%
なし

特定保管

3,000円以上
(1,000円単位)

1,000円以上
(1,000円単位)

スポット 無料

※スポット購入
「スポット購入」とは、保有資産に余裕があるときや金の価格が下がっているときなど、あなたが買いたいタイミングで買い増しできるサービスのことです。

結論、早朝や深夜に市場動向を見ながらスポット購入したい場合は「SBI証券」お得な手数料で投資コストを抑えながら金投資を行いたい場合は「楽天証券」を選びましょう。

それぞれの会社の特徴について、以下で詳しく解説します。

5-1.SBI証券

SBI証券は、今回比較した4社の中で取引時間が営業日の8:30~翌5:00までと最も長く、ほぼ24時間取引ができます

そのため、あなたの都合のよいタイミングで市場動向を確認しやすく、スポット購入も可能なので、ライフワークバランスに合わせて金投資ができるネット証券会社です。

また、特定保管の形で資産を預かってくれるため、損失リスクを抑えながら長期的に金投資を行いたい場合におすすめです。

5-2.楽天証券

楽天証券は、今回比較した4社の中で積立・スポット購入時の買付手数料が安く設定されているので、投資コストを抑えて純金積立金投資ができます

さらに、取引手数料の一部を楽天ポイントに還元してくれる制度もあるため、貯まったポイントを投資や楽天グループの買い物に有効活用したい場合におすすめのネット証券会社です。

また、楽天証券の取引時間は、営業日9:00~15:00、17:15~24:00となります。

5-3.マネックス証券

マネックス証券も楽天証券と同様に、積立・スポット購入時の買付手数料が安く、投資コストを抑えて純金積立ができます

そのため、投資コストを抑えながら金投資を行いたい場合におすすめのネット証券会社です。

また、マネックス証券の取引時間は、営業日9:00~23:00までとなります。

5-4.田中貴金属(ネット申込)

田中貴金属は、明治18年に創業した貴金属の精製・積立・販売を行う会社です。

ネット申し込みの場合は、専用口座の年会費や口座管理費が無料となりますが、店頭申し込みの場合は諸費用が発生するので注意しましょう。

また、買付手数料は、今回比較した他社と異なる形で設定されており、純金積立取引の場合は、下記表のように積立額に応じて1.5%~2.5%まで変動します。

積立額 買付手数料
3,000~29,000円 2.5%
30,000~49,000円 2.0%
50,000円以上 1.5%

さらに、スポット取引の買付手数料が無料なので、毎月の積立額が5万円以上で市場を見ながら買い増したい場合は、投資コストが最もお得でおすすめです。

田中貴金属の取引時間は、通常営業日9:30~24:00ですが、月末最終営業日は9:30~22:00となります。

まとめ

純金積立の基礎知識についてわかりやすく説明した上で、純金積立のメリット・デメリットについて解説し、おすすめの純金積立会社を比較してご紹介しましたが、いかがでしたか?

純金積立は、毎月一定の金額を積み立てて、継続的に金を購入する投資手法のことで、資産価値の安定性が高い金を長期的に積み立てるため、着実に利益を得たい場合におすすめです。

このページを参考に、あなたにぴったりの資産運用方法が見つかることを心から祈っています。