手数料が安いネット証券会社はどこ?大手証券会社10社を徹底比較 | Access Journal  

手数料が安いネット証券会社はどこ?大手証券会社10社を徹底比較

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証券取引をする上で「手数料はいくらかかるのか」「ネット証券会社はどこが一番お得なのか」とお悩みではありませんか?

主要なネット証券会社の手数料を徹底比較した結果、SBI証券・楽天証券・岡三オンライン証券が最もお得です。

この記事では、徹底的なリサーチをもとに、

・主要ネット証券会社の手数料一覧

・手数料がお得な証券会社

について、下記の流れでご紹介します。

この記事を読めば、手数料を判断材料にして、証券会社を選ぶことが可能になります。

1.主要ネット証券会社の手数料一覧

まず、ネット証券会社10社の「1日定額プラン」の手数料を比較します。

手数料プランには、

  • 約定ごとプラン
  • 1日定額プラン

の2種類が存在します。それぞれの特徴は、以下の表の通りです。

プラン 概要
約定ごとプラン 取引ごとに手数料がかかる。
1日定額プラン 1日の取引金額の合計に応じて手数料がかかる。初心者にはこちらがおすすめ。

ここで、投資初心者は1日の取引回数が少ないために、「1日定額プラン」で比較します。

(注)約定とは、「取引が成立すること」です。

1ー1.1日定額プランの手数料一覧

大手10証券会社の手数料を、以下の表で比較してみたところ、SBI証券・楽天証券・岡三オンライン証券が最もお得であると分かります。

1日の取引金額 10万円 20万円 30万円 50万円 100万円
SBI証券 0円 0円 0円 0円 0円
楽天証券 0円 0円 0円 0円 0円
松井証券 0円 0円 0円 0円 1,000円
岡三オンライン証券 0円 0円 0円 0円 0円
マネックス証券 500円 500円 500円 500円 500円
auカブコム証券
ライブスター証券 440円 440円 440円 440円 660円
DMM株
LINE証券 99円 176円 198円 484円 484円
GMOクリック証券 234円 234円 305円 438円 876円

DMM証券、auカブコム証券は1日定額プランがありません。

ここからは、手数料の安い証券会社を比較するために、

  • 楽天証券
  • SBI証券
  • 岡三オンライン証券

について説明します。

2.手数料が無料の証券会社を紹介!

上述の3社を、取扱商品やツールの使いやすさ等の観点で比較します。

2-1.楽天証券

楽天証券は、楽天ユーザーかに関わらず、最もおすすめしたい証券会社です。

手数料の安さだけだけではなく、

  • 取扱商品の豊富さ
  • ツールやHPの使いやすさ
  • ポイント還元制度

の面で、他の証券会社を圧倒しています。

たしかに、SBI証券と迷う場合も多いでしょう。しかし、SBI証券と取扱商品数の豊富さがほぼ変わらない上に、ツールやHPが初心者に使いやすいため、楽天証券をおすすめします。

2-2.SBI証券

SBI証券も、手数料の安さからおすすめの証券会社です。

また、手数料だけではなく

  • 口座数No.1
  • 商品の豊富さ
  • Tポイント投資

などの、実績やメリットも豊富に存在します。

しかし、ツールやHPが若干使いづらいため、初心者にはおすすめできません。実際に使ってみて、やりづらさを感じれば、楽天証券を使いましょう。

2-3.岡三オンライン証券

岡三オンライン証券も、手数料の安さからおすすめの証券会社です。

また、「岡三かんたん発注」「岡三ネットトレーダー」など様々なツールがあり、使いやすさに定評があります。

しかし、初心者向けの制度である

  • つみたてNISA
  • iDeCo

を扱っていないため、初心者で積み立て投資を始めたい場合はおすすめできません

3.総合証券よりもネット証券がおすすめ

総合証券会社では人件費等がかかる分、手数料が高くなるため、選ぶのはおすすめしません。

ネット証券では、証券取引を機械化することで人件費を減らしているため、手数料が安いのです。

以下の表で、取引金額が50万円の場合の、総合証券会社の手数料をまとめました。

証券会社 販売手数料(対面) 販売手数料(ネット経由)
野村証券 取引金額の1.43% 524円
大和証券 6,325円 4,741円
SMBC日興証券 取引金額の1.265%(最低5,500円) 440円

表からわかるように、総合証券会社のネット経由での取引を用いても、ネット証券よりは割高です。

また、総合証券会社では、証券営業者に相談をできるメリットもありますが、ネット証券会社でもコールセンターに電話すれば質問は可能です。実際に筆者も、証券会社のコールセンターを頻繁に利用しますが、いずれの会社も対応が丁寧です。

さらに、証券営業からの押し売りも無いことを考えれば、やはりネット証券会社がおすすめです。

次に、約定ごとプランにおける、手数料一覧を紹介します。

4.約定ごとプランの手数料一覧

SBI証券・楽天証券の手数料最も安いため、約定ごとプランで証券会社を選ぶ際は、その2社のいずれかにしましょう。

以下の表が、主要証券会社の手数料一覧表です。

~10万円 ~20万円 ~50万円 ~100万円
SBI証券 0円 0円 0円 487円
楽天証券 0円 0円 0円 487円
松井証券 0円 0円 0円 1,000円
岡三オンライン証券 0円 0円 0円 600円
マネックス証券 100円 180円 450円 1,000or1,500円※1
auカブコム証券 90円 180円 250円 990円
ライブスター証券 80円 96円 180円 340円
DMM.com証券 80円 97円 180円 340円
LINE証券 160円 180円 440円 790円
GMOクリック証券 88円 98円 241円 436円

※1. 注文方法によって手数料が異なります

成り行き注文:1,000円

指値注文  :1,500円

ただ、初心者は

  • 1日の取引回数の少なさ
  • 手数料による損失防止

を考慮して、1日定額プランを選びましょう。

最後に、信用取引の手数料も一覧で紹介します。

5.信用取引の手数料一覧

信用取引においては、SBI証券・岡三オンライン証券・LINE証券の手数料が最もお得です。

以下の表が、主要証券会社の手数料一覧となります。

約定の金額 ~10万円 ~20万円 ~50万円 ~100万円
SBI証券※1 0円 0円 0円 0円
楽天証券 99円 148円 198円 385円
松井証券 0円 0円 0円 1,000円
岡三オンライン証券 0円 0円 0円 0円
マネックス証券 90円 135円 180円 350円
auカブコム証券※2 99円 148円 198円 836円
ライブスター証券 0円 0円 0円 0円
DMM.com証券 88円 88円 88円 88円
LINE証券 0円 0円 0円 0円
GMOクリック証券※1 0円 220円 220円 440円

※1. 1日定額プランでの手数料です

※2. 「反対売買による決済」の手数料は無料なため、「品受・品渡による決済」のみを記載しています。

しかし、初心者は信用取引を行うべきではないため、信用取引の手数料を考慮せずに証券会社を選びましょう。

信用取引と現物取引の違いを、以下の表でまとめました。

概要 取引 リスク
信用取引 手持ちの資金の数倍のお金を借りて、投資を行う。

借りた額は返済する必要があり、元手以上の損は自分で補完する必要あり。

非常に大きい
現物取引 手持ちの資金の範囲内で投資を行う。 一定程度

信用取引をするべきではない理由は、取引時の損失が倍になり、ハイリスクだからです。自分の手持ちの額以上の損失を出したとしても、お金を集めて証券会社に支払う必要があります。

そのため、上級者以外は信用取引を行うべきではありません。

6.よくある質問

証券取引の手数料でよくある質問をまとめました。

  • 証券取引で手数料が発生するタイミングはいつ?
  • 何日かに分けて約定されると手数料は都度発生する?
  • 総合証券の株式をネット証券に移すにはどれくらいかかる?

それぞれについて、詳しく解説します。

6-1.証券取引で手数料が発生するタイミングはいつ?

一般的に証券取引では、以下のタイミングで手数料が発生します。

  • 株式を購入するとき
  • 株式を売却するとき
  • カスタマーサポートを使用して取引を行うとき

ただし、証券会社によって、手数料発生のタイミングや金額が異なるので注意しましょう。

6-2.何日かに分けて約定されると手数料は都度発生する?

手数料の発生タイミングと金額は、注文方法によって異なります。

  • 1約定プランで注文した場合
  • 期限設定で注文した場合

それぞれ簡単に説明します。

1約定プランで注文した場合

1注文につき同日約定となるため、数回に分けて約定しても、手数料は一回に集約されます。しかし同一銘柄を分割して注文した場合は、それぞれ約定日ごとに手数料が発生します。

期限設定で注文した場合

複数日にわたり約定した場合は、約定日ごとに金額に応じた手数料が発生します。注文時に設定した注文方法を見直すと、手数料を確認可能です。

6-3.総合証券の株式をネット証券に移すにはどれくらいの期間がかかる?

株式移管には、移管元の証券会社で必要な書類を提出し、平均1~3週間程度で手続きが完了します。

※保有している株式の口座を移すことを、「株式移管」といいます。

また、証券会社によって、入出庫時に手数料が生じる可能性があります。

7.まとめ

証券会社の手数料を比較するお役に立てたでしょうか?

この記事のまとめとしましては、現物取引の手数料が最もお得な証券会社は、以下の3社です。

  • 楽天証券
  • SBI証券
  • 岡三オンライン証券

手数料が最もお得な証券会社を選び、なるだけ損失を抑えましょう!