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証券会社選びについて「どの証券会社を使うべきかわからない」「しっかりと比較して、ベストな証券会社を選択したい」と、お悩みではありませんか?
証券会社は、証券取引の利益を最大化する上で重要な要素です。間違った証券会社を選んでしまうと、思わぬ損をする可能性があります。
そのため、いくつかの証券会社を比較して慎重に選ばなければなりません。とはいえ、初心者の方の中には、「そもそも証券会社の選び方が分からない」という方も少なくないでしょう。
そこでこの記事では、「証券会社の選び方」「初心者におすすめの証券会社」について、以下の流れで解説します。
この記事をすべて読めば、あなたが選ぶべき証券会社がわかり、資産運用への第一歩を踏み出すことができるでしょう。
1.この記事の結論
証券会社を選ぶ上で基準となるのが「手数料の安さ」と「情報収集ツールの使いやすさ」です。この記事では、上記2点を基準に、数ある証券会社を比較しました。
その結果、初心者におすすめな証券会社は『SBI証券』と『楽天証券』であることが分かりました。
1-1.SBI証券
SBI証券は、すべての投資初心者の方におすすめできる証券会社です。1日定額制プランは、1日の約定金額が50万円の場合、手数料が無料に設定されています。複数の銘柄に少額の分散投資をしたいという方には、最適であると言えるでしょう。
また同社は「2020年 オリコン顧客満足度ランキング ネット証券」は、5年連続の1位を獲得しています。投資家から選ばれ続けた実績と信頼性の高さも、魅力の一つです。
1-2.楽天証券
楽天証券は、手数料・ツールの使いやすさの両観点から、おすすめできる証券会社です。同社の1日定額プランは、SBI証券と同様、1日の約定金額が50万円以下の場合無料となっています。
また、手数料の1〜3%をポイントとして還元できるのも大きな魅力です。普段から楽天サービスを利用している方は、お得に活用できるでしょう。情報収集から取引までをまとめで実行できるシンプルかつ高性能なツールも、人気の理由です。
2.失敗しない証券会社選び!初心者が見るべき2つのポイント
投資初心者の方は、以下の2点を軸に証券会社を選ぶことをおすすめします。
- 手数料の安さ
- 情報収集ツールの使いやすさ
それぞれ詳しく解説します。
2-1.手数料の安さ
証券会社選びで最も重要なポイントは、「手数料の安さ」です。手数料の金額は、最終的な利益に大きく影響するためです。
例:50万円分の証券を売買するケース
- SBI証券の買付手数料:0円
1日定額プラン、約定金額が50万円以下の場合は手数料無料 - 野村証券(大手総合証券会社)の買付手数料:7,150円(税込)
20万円超 50万円以下の約定代金:1.4300%
※2020年10月
手数料は、株式の買付・売却の両タイミングで発生します。また、手数料の割合は証券会社や契約プランによって異なります。たとえ些細な違いであっても、取引を積み重ねるにつれて、やがて大きな違いとなるでしょう。
したがって、まずは手数料の安さを基準に比較し、証券会社を選ぶことが大切です。
補足:約定ごとの料金プランと定額制プランの違い
証券会社は、主に2種類の料金プランを用意しています。
- 約定ごとプラン:取引が1回発生するたびに手数料がかかる。取引額に応じて手数料が設定される
- 1日定額プラン:「1日の取引の合計金額」に対して手数料がかかる。1日に何度も取引可能
売買手数料は、プランによって異なります。自分の投資スタイルに合わせて、適切なものを選択しましょう。
2-2.情報収集ツールの使いやすさ
手数料と併せて、各社が提供している情報ツールの使いやすさも、証券会社選びのポイントです。情報収集ツールは、「シンプルな画面設計」「操作が簡単」なものを選びましょう。
初心者の方の場合、あまりに多機能なツールは使いこなせない可能性があるからです。余計な混乱を招いてしまったり、膨大な情報に惑わされて、判断を誤ったりする懸念もあります。
とはいえ、投資初心者の方にとって、使いやすいツールを選択するのは難しいかもしれません。そこで、初心者向けツールに焦点を当てて証券会社を厳選しました。
補足:情報ツールとは
証券会社がそれぞれ展開している独自のツールです。主に証券投資の情報収集・分析を目的としたものであり、口座を開設する・一定の条件を満たすことで、利用可能となります。
3.初心者はネット証券会社がおすすめ!総合証券会社と徹底比較
この章ではネット証券会社と総合証券会社を比較して、初心者がどちらを選ぶべきかを解説します。結論からいうと、投資初心者の方は、ネット証券会社の利用がおすすめです。
ネット証券会社を選ぶべき理由は、以下の通りです。
- ネット証券会社は手数料が安い
- ネット証券会社は注文が手軽
- ネット証券会社は、使いやすいツールで有益な情報を得られやすい
それぞれネット証券会社と総合証券会社を比較しながら見ていきましょう。
3-1. 理由1.ネット証券会社は手数料が安い
ネット証券会社 | 総合証券会社(店舗) |
◎ 店舗維持費などがかからないため、手数料は安く抑えられている | ○ 実店舗の維持費など運営コストがかかるため、手数料は高めに設定されている。 |
ネット証券会社をおすすめする最大の理由は、手数料の安さにあります。ネット証券会社は、実店舗を持たず、インターネットを通じて証券取引サービスを行います。
事業形態上、人件費や店舗を維持するコストを必要としないため、取引にかかる顧客の手数料を安く設定できるのです。
したがって、手数料をなるべく抑えたい方は、ネット証券会社をおすすめします。ただし、銘柄の調査から注文まで、必要な手続きはすべて自ら行わなければならない点は理解しておきましょう。
補足:ネット証券会社のサポートについて
多くのネット証券会社では、専用のコールセンターを設けているため、注文手順やツールの操作方法などの疑問であれば、気軽に質問することができます。
ネット利用に不慣れな方でも、きめ細かいフォローを受けながら、安心して利用可能です。「ネット証券会社ではサポートが受けられない」というわけではありません。
3-2. 理由2.ネット証券会社は注文が手軽
ネット証券会社 | 総合証券会社(店舗) |
◎ ネット・スマホから簡単注文 | △ 電話や対面での注文 |
注文の手軽さも、ネット証券会社を使うべき理由の一つです。ネット証券会社で口座を開設すれば、PCやスマートフォンアプリから、簡単に取引が可能になります。
通勤電車の中で銘柄を選んだり、休憩時間に相場をチェックしたりすることもできるでしょう。
ネット証券なら夜間の取引もスムーズ
SBI証券や楽天証券、松井証券では、PTS取引システムを用いているため、夜間取引のリアルタイム取引も実現できます。PTS取引システムとは、証券取引所を経由せず株式の売買を実現する仕組みのことです。
これにより証券取引所の終了時刻以降や夜間でも証券の取引が可能になり、時間の制約がなく、証券取引を行うことができます。
もちろん、総合証券会社を利用する場合でも、オンライン注文自体は可能です。
しかし、結局のところインターネットを用いて取引をするのであれば、敢えてネット証券会社を避けて総合証券会社を利用するメリットはほとんどありません。
「スキマ時間を有効活用したい」と考える、忙しいビジネスパーソンの方は特に、ネット証券会社の利用を推奨します。
3-3. 理由3.ネット証券会社は、使いやすいツールで有益な情報を得られやすい
ネット証券会社 | 総合証券会社(店舗) |
◎ 使いやすいオンラインツールで、お得な情報を素早く得られる | △ 対面・電話のやり取りのため、タイムラグが発生する |
使いやすいオンラインツールが充実している点も、ネット証券会社の強みの一つです。最新ニュースを、リアルタイムで素早く確認したり、気になった銘柄を即座に注文したりできます。
一方、総合証券会社の店舗利用の場合、情報のやり取りや注文は対面・電話で行うことになるため、タイムラグが生じてしまいます。
急伸している銘柄などのお得な情報も見逃さず、即座にキャッチアップしたいという方は、ネット証券会社の利用がおすすめです。
補足:総合証券会社のサポートはあまり期待できない
総合証券会社は、担当の営業担当者が直接対応してくれるため、銘柄選びに迷ったときなどに相談できるという側面があります。
しかしながら、「総合証券会社のサポートはあまり期待できない」というのが多くの専門家の見解です。
さて、ここまでネット証券を選ぶべき理由を、総合証券との比較を通して解説しました。あなたの投資スタイルと照らし合わせて、適切な方を選択しましょう。
「少しでも手数料を抑えたい方」や「気軽に少額の投資を行いたい方」には、ネット証券会社の利用をおすすめします。
では次の章からは、初心者におすすめのネット証券会社を比較して紹介します。
4.徹底比較:初心者におすすめのネット証券会社ランキング
数ある証券会社を徹底比較し、以下の2点を基準に比較しました。
- 手数料の安さ
- 情報ツールの使いやすさ
国内の主要ネット証券10社を対象に、取引手数料と情報ツールの使いやすさを下記で詳しく紹介します。
1回の取引(約定)金額 | ||||
~10万円 | ~20万円 | ~50万円 | ~100万円 | |
SBI証券 | 0円 (1日定額プラン) | 0円 (1日定額プラン) | 0円 (1日定額プラン) | 487円 (約定毎プラン) |
楽天証券 | 0円 (1日定額プラン) | 0円 (1日定額プラン) | 0円 (1日定額プラン) | 487円 (約定毎プラン) |
松井証券 | 0円 (1日定額プラン) | 0円 (1日定額プラン) | 0円 (1日定額プラン) | 1,000円 (1日定額プラン) |
岡三オンライン証券 | 0円 (1日定額プラン) | 0円 (1日定額プラン) | 0円 (1日定額プラン) | 600円 (約定毎プラン) |
DMM株 | 80円 (約定毎プラン) | 97円 (約定毎プラン) | 180円 (約定毎プラン) | 340円 (約定毎プラン) |
ライブスター証券 | 80円 (約定毎プラン) | 96円 (約定毎プラン) | 180円 (約定毎プラン) | 340円 (約定毎プラン) |
GMOクリック証券 | 88円 (約定毎プラン) | 98円 (約定毎プラン) | 241円 (約定毎プラン) | 436円 (約定毎プラン) |
auカブコム 証券 | 90円 (約定毎プラン) | 180円 (約定毎プラン) | 250円 (約定毎プラン) | 990円 (約定毎プラン) |
マネックス 証券 | 100円 (約定毎プラン) | 180円 (約定毎プラン) | 450円 (約定毎プラン) | 500~1500円 (約定毎プラン) |
野村証券 | 139円※ (1日定額プラン) | 300円※ (1日定額プラン) | 476円※ (1日定額プラン) | 953円※ (1日定額プラン) |
LINE証券 | 160円※ (1日定額プラン) | 180円※ (1日定額プラン) | 440円※ (1日定額プラン) | 790円※ (1日定額プラン) |
※ 売却時の手数料(買付時は無料)
5.複数の証券口座を持つことのメリット
証券会社は、無理に一社に限定する必要はありません。複数の証券会社が気になる場合は、試しにすべての口座を開設してみることをおすすめします。
複数の口座を持つことには、以下のようなメリットがあります。
- 購入金額に応じて手数料の安い証券会社を選択できる
- IPO株の抽選に有利
- 投資情報を様々な観点から得られる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
5-1.購入金額に応じて手数料の安い証券会社を選択できる
複数の口座を開設しておくことで、金融商品の購入金額に応じて、手数料の安い証券会社を使い分けられます。これにより、無駄な損失を避け、収益を上げていくことが可能です。
たとえば、少額の取引を1日に何度も行う場合、松井証券・楽天証券・SBI証券・岡三オンライン証券を利用すると、コストを限りなくゼロまで抑えることもできます。いずれも、1日の取引金額合計が50万円以下の場合、手数料が無料に設定されているためです。
一方、高額の取引を時々行うという場合は、DMM株やライブスター証券など、「約定ごとの手数料が安い証券会社」を利用するのが賢明です。
このように、証券会社を使い分けることで、手数料を最小限に抑えられます。ネット証券会社の場合、口座の開設・維持費用は無料なので、複数の口座を持っていても金銭面のデメリットは特に生じません。
5-2.IPO株の抽選に有利
複数の口座を保有しておくと、複数の証券会社からIPO株の抽選に申し込むことができるため、当選確率が有利になります。企業が公開するIPO株は、複数の証券会社が販売を担当します。
抽選はそれぞれの証券会社ごとに行われるため、口座を持っている人ほど、その分当選確率も高くなるのです。
補足:IPO株とは
IPO株(新規公開株・新規上場株式)とは、企業の上場により株式市場に公開される銘柄です。IPO株は高い値上がり幅を期待できることから、多くの投資家からの注目を集めます。そのため、IPO株を購入する抽選倍率も高騰する傾向にあります。
5-3.投資情報を様々な観点から得られる
複数の証券口座を持つことによって、証券会社が独自に提供しているサービスを柔軟に使えるメリットがあります。銘柄探しはA社のツール、市場分析はB社のツールのように組み合わせて使いこなすことで、より堅実な証券投資が実現するでしょう。
基本的に各社のツールは無料で使えるため、多く登録しておいても損はありません。
まとめ
初心者におすすめの証券会社と、その選び方について解説しました。証券会社は、あなたの投資の未来を左右する重要な要素です。
自身の投資スタイルをかんがみて、最適なものを選択しましょう。投資初心者の方は、この記事で紹介した証券会社の中から、まずは2~3社程度口座を開設してみることをおすすめします。
初心者におすすめの証券会社
- SBI証券
- 楽天証券
あなたの投資ライフが上手くいくよう、心から願っています。