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FXが気になっているけれど「具体的にどのような取引なのかわからない」「リスクについて具体的に知りたい」などと困っていませんか?
結論、FXとは、世界中の通貨を交換する際の為替差額で利益を狙う取引を指し、少額の自己資金で始められますが、為替変動で思わぬ損失を被るリスクもあるので、投資初心者は特に注意しましょう。
この記事では、FXの基礎知識をわかりやすく解説した上で、FX取引を行う際に注意すべきリスクについて詳しく説明し、FXの始め方を具体的な手順に沿って以下の流れでご紹介します。
この記事を読めば、FXのメリットとデメリットがすぐにわかり、FX取引の始め方も理解できるので、今後の投資活動で最大限の利益を獲得するサポートとなるでしょう。
1.1分でわかるFXとは?
FX(外国為替証拠金取引)とは、世界中の通貨同士を交換する際に発生する為替差額によって利益を狙う取引です。少額の自己資金で投資活動を始めることができます。
FXは通常の証券取引と異なり、以下6つの特徴があります。
- 平日24時間取引できる
- 少額の自己資金で運用できる
- 手元資金を元手に最大25倍の取引ができる
- 金利差が毎日付与される
- 外貨の価格が下がっても利益を狙える
- 手数料が安く投資コストを抑えらえる
それぞれの特徴について、下記で詳しく解説します。
1-1.平日24時間取引できる
結論、FXは、特定の取引所が存在しないので、土日と元日を除く平日は24時間いつでも取引することができます。
なぜなら、世界中の為替市場で一つのマーケットを形成しているので、いずれかの国や地域で取引が行われていれば、いつでも取引できるからです。
下記表では、主要都市の為替市場が開いてる時間をまとめました。
国・地域 | 為替市場の開場時間※ |
東京 | 9:00~17:00 |
ウェリントン | 5:00~13:00 |
シドニー | 7:00~15:00 |
香港・シンガポール | 10:00~18:00 |
ドバイ | 15:00~23:00 |
フランクフルト | 16:00~翌1:00 |
ロンドン | 18:00~翌2:00 |
ニューヨーク | 21:00~翌1:00 |
※日本時間
ただし、欧米では日照時間が長い夏季になると、「サマータイム」という独自の制度でマーケットの開場時間が一時間繰り上がるので、FX取引を行う際は注意しましょう。
サマータイム期間や制度について、さらに詳しく知りたい場合は「証券 取引時間」をご確認ください。
1-2.少額の自己資金で運用できる
結論、FXは株取引と異なり、総取引額の数パーセントを「証拠金」という形で担保として預け入れるだけで実際の手元資金以上の取引ができます。
なぜなら、FXは差金決済なので、総取引額を全額ではなく、為替差額分のみ受け渡せばよいからです。
FX特有の手元資金以上の取引ができる仕組みについては、以下の章で詳しくご紹介します。
※「差金決済」とは?
差金決済とは、取引結果に応じて生じる差額分の利益や損失分のみ、お金を移動させることを指します。
FXの場合は、取引開始時に実際の総取引額を用意する必要がないので、決済時の取引結果(差額分)のみお金を移動させます。
1-3.手元資金を元手に最大25倍の取引ができる
FX特有の「レバレッジ」という仕組みを使うと、証拠金に対して最大25倍の金額で取引することができます。
たとえば、10万円の証拠金を元手に10倍のレバレッジをかけると、100万円分のFX取引が可能です。
証拠金に対してかけられるレバレッジの倍率は、各FX会社によって異なりますが、金融庁の規制により上限は25倍迄と決まっています。
1-4.金利差が毎日付与される
FXでは、2つの国の通貨交換時に発生する金利差の調整額を「スワップポイント」として毎日受け取ることができます。
たとえば、日本の低金利通貨を売り、アメリカの高金利通貨を買った場合は、金利差額分を利益としてもらうことができるのです。
スワップポイントがあなたのFX口座に反映されるタイミングは各FX会社によって異なりますが、ニューヨーク市場が終了する際に必ずポジションを保有しておく必要があります。
※「ポジションを保有する」とは?
「ポジションを保有する」とは、新規で「買い」または「売り」注文を行い、決済せずに保有している状態のことを指します。
1-5.外貨の価格が下がっても利益を狙える
結論、FXは「外貨の売り」から取引を始められるので、将来的に値下がりしそうな外貨を先に売り、実際に値下がりしたタイミングで買い戻すと利益を得ることができます。
なぜなら、FXは、現物取引ではなく差金決済のため、取引終了時の差額分のみ受け払いすればよいからです。
たとえば、1米ドルが100円のときに1万米ドルを売り(日本円で100万円)、その後1米ドル90円に値下がりした際に、その100万円でドルを買い戻すと差益の1000ドル(日本円で10万円)の利益を獲得することができます。
1-6.手数料が安く投資コストを抑えらえる
結論、FXは基本的に取引手数料はかかりませんが、2つの国の通貨を売買する際に生じる価格差を支払う必要があります。
FXでは、この価格差のことを「スプレッド」と呼び、為替レートに提示される下記2つの価格の差額として提示されています。
- Bid:売値
- Ask:買値
国内主要ネット証券会社最大手のSBI証券が提供する「SBI FXトレード」の実際の取引画面を例に、具体的にご説明します。
出典:SBI FXトレード
たとえば、左図の「スプレッド提示が米ドルで0.2銭」は、必要な日本円が下記のように算出されます。
- 1米ドルを買うために必要な日本円:110.0020円
- 1米ドルを日本円に戻す場合:110.0000円
つまり、買いから取引を開始する場合は、Askの「110.0020円」で買いが成立し、その後に売れる価格はBidの「110.0000円」です。
そのため、その差額分「0.002円(2銭)」の損失がある状態から取引を始めることになります。
スプレッドは各FX会社によって異なるため、あなたがFXの投資活動で最大限の利益を獲得するためには、スプレッドのコストが低い取引会社を選ぶことが重要です。
2.FXにリスクはある?
結論、FXに限らず投資活動にリスクは付き物ですが、FX取引は外貨を取り扱うため、各国の金融情勢の煽りを受けて思わぬ損失が生じる可能性があります。
FX取引を行う上で、心得ておくべきリスクは以下5つです。
- レバレッジ
- 金利変動
- 為替変動
- 流動性
- スリッページ
それぞれのリスクについて、下記で詳しくご説明します。
2-1.レバレッジ
FX特有のレバレッジを活用した取引は、高額の利益を期待できる一方で、大きな損失を被る可能性もあります。
たとえば、10倍のレバレッジをかけて取引を行い、為替差損が生じるとあなたの損失額も10倍となるので、証拠金を超えた損失額を被ることになります。
また、レバレッジによる大きな損失が見込まれた場合は、FX会社の判断で以下いずれかの対応を求められる可能性があります。
- ロスカットのための強制決済
- 追加証拠金
上記のリスクについて、詳しく解説します。
ロスカットのための強制決済
FX取引では、あなたの損失額が一定水準に達した際に、FX会社の判断であなたのポジションを一部またはすべて強制決済する可能性があります。
強制決済を行う水準は各FX会社によって異なりますが、将来的な値上がりを見込んで保有しているポジションでも、損失額が一定水準に到達してしまうと自動的に決済されてしまうので注意しましょう。
追加証拠金を求められる可能性
FX取引による損失によって、保有中のポジションに対する証拠金維持率が一定水準以下に減少した場合は、FX会社から証拠金を追加入金するように求められることがあります。
FX会社から追加証拠金を求められた場合は、期限内に以下いずれかの手続きを行う必要があります。
- FX会社に指定された証拠金を追加入金する
- 保有中のポジションを決済する
追加証拠金は、FX口座の証拠金残高に対して、保有ポジションの比率を計算し、「証拠金維持率」が一定水準を下回った場合に発生します。
証拠金維持率は、下記の計算式で算出することができます。
- 証拠金維持率:有効証拠金÷必要証拠金×100
- 有効証拠金:資産合計額+評価損益額-出金依頼額
追加証拠金が発生する証拠金維持率の水準は、FX会社によって異なります。
※「有効証拠金」とは?
有効証拠金とは、あなたのFX口座に入金されている資金のことを指します。
2-2.金利変動
FXでは、ポジションを保有しているだけで金利差を利益として受け取れる反面、金利が下落している場合は差額分を支払わなくてはなりません。
たとえば、ポジションを保有中の外貨が金融情勢の影響を受けて金利が下落した場合などは、下落分の差額支払いを命じられる可能性があります。
2-3.為替変動
FX取引では、高金利外貨を売って低金利外貨を買うことになると、為替差損が生じます。
前述の「金利変動リスク」同様に、各国の金融情勢によって為替相場が下落してしまうと、あなたの保有中のポジションに損失が生じる可能性があります。
2-4.流動性
FX取引は、各国の流動的な要因によって、ポジションの保有や決済が困難となる場合があります。
主な要因は、下記3つです。
- 各国の政策変更
- 大規模な天災
- 売買が活発ではない通貨ペアの選択
大規模な政策変更や天災が起きると、相場を静観する投資家が増えるため、取引量が落ち着く傾向があります。
2-5.スリッページ
スリッページリスクとは、「成行注文」で発注している間に為替相場が急変し、想定外の価格で約定してしまうことを指します。
FX会社によって、約定金額の乖離を防ぐためのスリッページリスク対策システムを導入している会社もあります。
3.【SBI FXトレード】FX投資の始め方
結論、FX投資を始めるためには、以下いずれかの金融機関でFX専用の口座を開設する必要があります。
- FX専用会社
- 証券会社
また、証券会社の総合証券口座を保有している場合でも、FX口座は別途開設する必要があるので注意しましょう。
ここでは、「SBI FXトレード」を例に、口座開設の流れをご紹介します。
SBI FXトレードは、提出書類をWEB上でアップロードすると最短5分で申し込みが完了するので、スピーディーに手続きを済ませたい場合には特におすすめです。
3-1.SBI FXトレードの公式サイトで「口座開設」を選択
SBI FXトレードの公式サイトにアクセスして、右上の「最短5分 口座開設」ボタンをクリックします。
出典:SBI FXトレード
3-2.口座開設申込フォームを入力
口座開設申込フォームの指示に沿って、下記5つの必要項目を入力します。
- 契約締結前交付書面の確認・承諾
- 本人確認情報
- 職業情報
- 財務情報・投資経験
- 各注意事項の確認・承諾
必要項目は、本人確認書類と同じ内容を入力するように注意しましょう。
出典:SBI FXトレード
3-3.「マイナンバー通知書類」と「本人確認書類」を提出
必要項目の入力が完了したら、口座開設者が本人だと証明できる書類を組み合わせて提出します。
必要書類は、下記3パターンいずれかになります。
- 個人番号カード(表面・裏面)+本人確認書類1点
- 個人番号付住民票+本人確認書類1点
- 通知カード+本人確認書類2点
本人確認書類として認められている書類は、以下4種類です。
- 運転免許証
- 健康保険証
- 住民基本台帳カード
- 印鑑登録証明書
また、必要書類の送付方法は下記3つあります。
- 口座開設申込フォームでアップロードする
- メールで送付する
- 郵送で送付する
それぞれについて、下記で詳しくご紹介します。
口座開設申込フォームでアップロードする
口座開設申込フォーム内で、提出書類の画像をアップロードすることができます。
pngまたはjpeg形式の画像が必要なので、アップロード前に準備しておきましょう。
出典:SBI FXトレード
申込完了後に再度アップロード画面を開くことはできないため、万が一画像が読み込まれなかった場合は「メール」または「郵便」で提出する必要があるので注意してください。
メールで送付する
口座開設申込フォーム内でアップロードしない場合は、メールで送付することもできます。
出典:SBI FXトレード
メールで送付する際は、件名に「本人確認書類」と必ず入力するように注意しましょう。
郵送で送付する
必要書類をそれぞれコピーして、郵送で提出することもできます。
その際、郵便料金は自己負担となるので、注意しましょう。
出典:SBI FXトレード
3-4.審査を通過すると口座開設完了
SBI FXトレードにて審査が完了すると、FX口座の開設が完了します。
後日、あなたの登録した住所宛に、取引に必要なログイン情報と振込先銀行口座の書かれた簡易書留郵便が届きます。
3-5.FX取引開始
簡易書留郵便に記載された指定銀行口座に入金が完了すると、FX取引を開始できます。
まとめ
FXの基礎知識をわかりやすく解説した上で、FX取引を行う際に注意すべきリスクについて詳しく説明し、FXの始め方を具体的な手順に沿ってご紹介しましたが、いかがでしたか?
FXとは、世界中の通貨を交換する際の為替差額で利益を狙う取引を指し、少額の自己資金で始められますが、為替変動で思わぬ損失を被るリスクもある投資活動です。
そのため、特に投資初心者は、「2.FXにリスクはある?」の内容を事前にしっかりと理解した上で取引を始めることをおすすめします。
このページを参考に、あなたの投資活動においてベストな取引ができることを心から祈っています。