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楽天証券で新しく口座を開設するにあたって、「楽天証券のツールは無料で使えるの?」「MARKET SPEEDとMARKET SPEEDⅡはどのような違いがあるの?」などと疑問に感じていませんか?
結論、楽天証券の取引ツールは、これまでプロの投資家のみが使っていた自動発注機能を搭載している「MARKET SPEEDⅡ」が、投資活動を行う上で取引の選択肢が大幅に広がるので最もおすすめです。
この記事では、楽天証券の取引ツールについて詳しく解説した上で、「MARKET SPEED」と「MARKET SPEEDⅡ」の違いを具体的に説明し、「MARKET SPEEDⅡ」の搭載機能をご紹介します。
この記事を読めば、楽天証券の取引ツールの使い方がすぐにわかり、今後の証券取引で最大の利益を獲得できます。
1.この記事の結論
結論、楽天証券の国内株式取引ツールを対象に「投資初心者から上級者まで満足できる機能の充実度」を比較した結果、以下2つの取引ツールをおすすめします。
- MARKET SPEEDⅡ
- iSPEED
特に、PCで個別銘柄の値動きを細かく分析しながら証券取引を行いたい場合は「MARKET SPEEDⅡ」、スマートフォンで場所を選ばず手軽に証券取引を行いたい場合は「iSPEED」を選ぶとよいでしょう。
それぞれの楽天証券の取引ツールについて、詳しく紹介します。
1-1.PC向け|MARKET SPEEDⅡ
「MARKET SPEEDⅡ」は、従来の楽天証券の取引ツールの機能が全体的に進化した最新の取引ツールで、これまで投資のプロのみが使っていた特殊な自動発注機能を搭載しています。
さらに「MARKET SPEEDⅡ」は、個別銘柄の情報収集から発注・保有状況の管理までを一画面に集約して確認できるので、PCで気になる銘柄の値動きを細かく分析しながら証券取引を行いたい場合は、特におすすめの取引ツールです。
「MARKET SPEEDⅡ」の詳しい搭載機能については、「4.楽天証券の「MARKET SPEED Ⅱ」の機能を徹底解説」で説明します。
1-2.アプリ|iSPEED
「iSPEED」は、約定時や株価が設定した値段に到達した場合、リアルタイムでアラート通知してくれます。
スマートフォンで場所を選ばずに気軽に操作できるので、非常に便利です。
「iSPEED」は、あなたが利益を拡大させる売買チャンスを逃さないようサポートをしてくれるので、日中忙しく相場が見られない場合は、特におすすめの取引ツールです。
2.楽天証券の取引ツール一覧
楽天証券の取引ツールは、以下3つのチャネル別に用意されています。
- PC
- スマホ
- その他モバイル端末
したがって、これらの端末のうちどれを使用するか、つまり下記3つのチャネル別に異なる取引ツールが用意されています。
- PC:インストールして使用するツール
- スマホ・モバイル端末:アプリ
楽天証券の取引ツールは、搭載機能や利用方法がそれぞれ異なり、あなたが証券取引を行いたいタイミングで最適なチャネルに併せて取引をサポートしてくれます。
楽天証券のチャネル別の取引ツールの特徴について、以下で詳しく説明します。
2-1.楽天証券のPC向け取引ツール
PC向け取引ツールは、楽天証券のWEBサイトからPCにインストールして、利用申請を行った後、WEBブラウザ上で使用します。
楽天証券のPC向け取引ツールは、以下3つです。
- MARKET SPEED
- MARKET SPEEDⅡ
- MARKET SPEED for Mac
楽天証券は、国内ネット証券でも数少ないMac向けの取引ツールを利用できる証券会社の一つです。
ここでは、楽天証券のPC向け取引ツールの搭載機能や推奨環境を紹介します。
MARKET SPEED
楽天証券の「MARKET SPEED」は、リアルタイムで株価や金利など豊富な投資情報を確認しながら証券取引ができる無料の高機能ツールです。
出典:楽天証券
さらに「MARKET SPEED」には、ドラッグ&ドロップで即時発注できる機能も搭載されているので、あなたが証券取引で利益を獲得するための強力なサポートとなるでしょう。
楽天証券の「MARKET SPEED」は、投資活動に必要な情報の種類やスピーディーな発注機能が充実しているので、投資初心者から上級者まで幅広くおすすめの取引ツールです。
「MARKET SPEED」の推奨環境
OS | ブラウザ |
Windows 8.1 Windows 10 | Internet Explorer Ver.11 |
楽天証券の「MARKET SPEED」は、インストールした後に『利用申請』が必要なので、「MARKET SPEED」内または楽天証券の公式WEBサイトからログインして、申請手続きを行ってください。
「MARKET SPEED」の利用申請は土日祝日問わず可能で、申請当日から利用できます。ただし、申請後の取り消しはできないので、利用申請を行う際は、内容に誤りがないか注意しましょう。
MARKET SPEEDⅡ
楽天証券の「MARKET SPEEDⅡ」は、これまでプロの投資家のみが使っていた自動発注機能を搭載している上に、スマホアプリと連動させることで場所を選ばずに最適なタイミングで証券取引ができる取引ツールです。
出典:楽天証券
また、「MARKET SPEEDⅡ」には、「MARKET SPEED」の機能がパワーアップして搭載されており、発注から投資活動に必要な情報収集や分析まで、網羅的に操作できるので、初心者から供給者まで非常に便利に利用できるツールです。
詳しく知りたい場合は「4.楽天証券の「MARKET SPEEDⅡ」の機能を徹底解説」をご確認ください。
「MARKET SPEEDⅡ」の推奨環境
OS | ブラウザ |
Windows 8.1 Windows 10 | Internet Explorer Ver.11 |
楽天証券の「MARKET SPEEDⅡ」は、インストールした後に『利用申請』が必要なので、「MARKET SPEEDⅡ」内または楽天証券の公式WEBサイトからログインして、申請手続きを行ってください。
「MARKET SPEEDⅡ」の利用申請は土日祝日も可能で、申請当日から利用できます。ただし、申請後の取り消しはできないので、利用申請を行う際は、内容に誤りがないか注意しましょう。
MARKET SPEED for Mac
楽天証券の「MARKET SPEED for Mac」は、Macユーザー専用の取引ツールです。お気に入りの銘柄をiPhoneやiPad向け取引アプリ「iSPEED」とクラウドで連動できるので、場所を選ばずに証券取引ができます。
出典:楽天証券
さらに「MARKET SPEED for Mac」は、板やチャートなど必要な投資情報の画面を独立して表示させ、自分好みにレイアウトできる機能が搭載されています。
楽天証券の「MARKET SPEED for Mac」は豊富な投資情報を取引スタイルに合わせてカスタマイズできるので、Macユーザーの方におすすめの取引ツールです。
「MARKET SPEED for Mac」の推奨環境
OS | ブラウザ |
macOS High Sierra 10.13 macOS Mojave 10.14 macOS Catalina 10.15 ※最新のOSにアップデートする※ | Safari10以上 |
楽天証券の「MARKET SPEED for Mac」は、App Storeから「楽天証券」または「MARKET SPEED」と検索し、無料でダウンロードして使用できます。
2-2.楽天証券のスマホ・モバイル端末向けアプリ
楽天証券のスマホ・モバイル端末向けアプリは、App StoreまたはGoogle Playから無料でダウンロードして、アプリ内で取引や投資情報の収集を行うことができます。
楽天証券の取引アプリは、以下3つです。
- iSPEED
- iSPEED for iPad
- iSPEED 先物OP
楽天証券の取引アプリの特徴について、以下で詳しく説明します。
iSPEED
楽天証券の「iSPEED」は、最短3タップで注文できるシンプルな操作性や約定時のリアルタイムなアラート通知など、使い勝手のよい取引アプリです。
出典:楽天証券
さらに、「iSPEED」は最大2,000銘柄までお気に入り登録することができ、スワイプするだけで気になる銘柄の市況情報やニュースなど豊富な投資情報が手軽に収集できるので、投資初心者の場合におすすめの取引アプリです。
「iSPEED」の推奨環境
端末 | OS |
iPhone/iPod Touch | iOS11.0~13.0 |
iPad/iPad mini | iOS11.0~13.0 iPadOS13 |
Apple Watch | watch OS4~watch OS6 |
Android (スマートフォン・タブレット) | Android OS 5.0 Android OS 5.1 Android OS 6.0 Android OS 7.0 Android OS 7.1 Android OS 8.0 Android OS 9.0 Android OS 10.0 |
楽天証券の「iSPEED」は、App Storeから「楽天証券」または「iSPEED」と検索し、無料でダウンロードして使用できます。
iSPEED for iPad
楽天証券の「iSPEED for iPad」は、スマホアプリの「iSPEED」の各機能がiPadの大きな画面に併せてリッチ化しているiPad専用取引アプリです。
出典:楽天証券
たとえば『注文機能』では、個別銘柄の投資情報を同時表示認しながら発注できるので、利益を獲得できる取引のタイミングを見定めることができます。
同時表示できる投資情報は、以下5つです。
- 市況情報
- 四季報・株主優待
- チャート
- 歩み値・気配値
- 投資情報ニュース
さらに「iSPEED for iPad」の『4画面チャート』という機能では、あなたが気になる個別銘柄の情報や国内外の指数・為替を同時に4画面まで表示して比較できます。
出典:楽天証券
楽天証券の「iSPEED for iPad」は、気になる銘柄の市況情報を比較し、市場のトレンドを把握しながら取引したい場合に、おすすめです。
「iSPEED for iPad」の対応端末
iPad | iPad mini | ||||||||||||
5 | 6 | 7 | Air | Air2 | Air3 | Pro | Pro2 | Pro3 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
iPadOS13 | 〇 | 〇 | 〇 | ‐ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ‐ | ‐ | 〇 | 〇 |
iOS12 | 〇 | 〇 | ‐ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
iOS11 | 〇 | 〇 | ‐ | 〇 | 〇 | ‐ | 〇 | 〇 | ‐ | 〇 | 〇 | 〇 | ‐ |
楽天証券の「iSPEED for iPad」は、App Storeから「楽天証券」または「iSPEED for iPad」と検索し、無料でダウンロードして使用できます。
楽天証券の「iSPEED for iPad」を使う際、iPadがiOS11未満の場合はOSをアップデートした上で利用しましょう。
iSPEED 先物OP
楽天証券の「iSPEED 先物OP」は、国内外の主要指数・先物価格や為替レートなどの投資情報を確認しながら、その場でスピーディーに発注できる先物OP取引専用アプリです。
出典:楽天証券
「iSPEED 先物OP」の『ポートフォリオリスク機能』では、建玉全体のリスク値をまとめて閲覧できるので、投資初心者の方でも簡単にリスクヘッジをしながら証券活動を進めることができます。
「iSPEED 先物OP」の推奨環境
端末 | OS |
iPhone/iPod Touch | iOS11.0~13.0 |
iPad/iPad mini | iOS11.0~12.0 iPadOS13 |
Android (スマートフォン・タブレット) | Android OS 4.0 Android OS 4.1 Android OS 4.2 Android OS 4.3 Android OS 4.4 Android OS 5.0 Android OS 5.1 Android OS 6.0 Android OS 7.0 Android OS 7.1 Android OS 8.0 Android OS 9.0 Android OS 10.0 |
楽天証券の「iSPEED 先物OP」は、App Storeから「楽天証券」または「iSPEED 先物OP」と検索し、無料でダウンロードして使用できます。
3.「MARKET SPEED」と「MARKET SPEEDⅡ」の違いとは?
楽天証券の代表的なPC向け取引ツールには、以下2つがあります。
- MARKET SPEED
- MARKET SPEEDⅡ
楽天証券の「MARKET SPEEDⅡ」は、従来の「MARKET SPEED」に新機能が追加となり2018年にリリースされた最新の取引ツールです。
この2つの対応端末や搭載機能の違いについて、以下の7項目で比較しました。
- 対応端末
- PTS信用取引
- マルチディスプレイ対応
- ヒートマップ
- チャート注文
- チャートフォリオ機能
- アルゴ注文機能
比較結果は以下の通りです。
対応端末 | PTS 信用取引 | マルチディスプレイ 対応 | ヒートマップ | チャート 注文 | チャートフォリオ 機能 | アルゴ注文 機能 | |
MARKET SPEED | Windows Mac | – | – | – | – | – | – |
MARKET SPEEDⅡ | Windows | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 ※国内株式のみ対応 |
ツール名から混同されやすいですが、「MARKET SPEED」と「MARKET SPEEDⅡ」は全く別のサービスです。
「MARKET SPEED」と「MARKET SPEEDⅡ」の最大の違いは、『アルゴ注文』機能が搭載されているかどうかです。
- MARKET SPEED:アルゴ注文機能あり
- MARKET SPEEDⅡ:アルゴ注文機能なし
「MARKET SPEEDⅡ」には、これまでプロの機関投資家のみが使っていた『アルゴ注文』という特殊な注文機能が5種類搭載されています。
それぞれの注文方法を組み合わせることも可能なので、あなたの証券取引の選択肢を大幅に広げることができます。
※『アルゴ注文』機能とは
『アルゴ注文』機能とは、あなたが「MARKET SPEEDⅡ」で事前に登録した条件と合致したときに、自動で注文が発注される特殊注文機能のことです。
「MARKET SPEEDⅡ」を使うと、投資のプロが使うようなハイレベルな発注方法を簡単に利用できます。
4.楽天証券の「MARKET SPEED Ⅱ」の機能を徹底解説
結論、楽天証券の取引ツールを使う場合は、「MARKET SPEEDⅡ」がおすすめです。
なぜなら、これまでプロの投資家のみが使っていた自動発注機能を搭載しているので、あなたの証券取引の選択肢を大幅に広げ、より大きな利益を獲得するサポートとなるからです。
出典:楽天証券
楽天証券の「MARKET SPEEDⅡ」の搭載機能は、以下5つです。
- 投資のプロも使うアルゴ注文機能
- 個別銘柄の情報を1画面に集約
- ヒートマップ機能・マルチチャート機能
- ドラッグ&ドロップで即時発注
- セキュリティの高いログイン機能
この章では、「MARKET SPEED Ⅱ」の搭載機能について、以下で詳しく説明します。
4-1.投資のプロも使うアルゴ注文機能
『アルゴ注文』機能は、「MARKET SPEED Ⅱ」に新たに搭載された特殊注文機能です。
『アルゴ注文』を使うと、「MARKET SPEED Ⅱ」に事前に登録した取引条件と合致した場合のみ、あなたに代わって楽天証券のシステムが自動で注文を行ってくれます。
そのため、日中忙しくて相場を見ていられない場合も利益を得る取引チャンスを逃しません。
4-1-1.『アルゴ注文』機能の仕組み
「MARKET SPEEDⅡ」の『アルゴ注文』機能に登録した条件は、楽天証券のサーバーで管理されます。
出典:楽天証券
したがって、「MARKET SPEEDⅡ」からログアウトしても、楽天証券のシステムがあなたの登録条件に沿って市場動向を監視し、条件に合致すると自動で注文を執行してくれます。そのため、相場を見る時間がとれない場合に強力なサポートになります。
4-1-2.『アルゴ注文』機能の種類
「MARKET SPEEDⅡ」の『アルゴ注文』機能には、以下5つの種類があります。
- アイスバーグ注文
- スナイパー注文
- トレイリング注文
- リザーブ注文
- リンク注文
それぞれの『アルゴ注文』機能の特徴とメリットについて、以下で詳しく説明します。
●アイスバーグ注文
『アイスバーグ注文』とは、大口の注文を小分けにして発注する機能のことです。
出典:楽天証券
たとえば、指値注文がほとんど入っていない銘柄をまとめて取引するとき、同じ銘柄を売買しようとしている他の投資家は、あなたの動きを見て指値や売値を高く設定する可能性があります。
そこで、『アイスバーグ注文』機能を活用すると、あなたの大口注文の全貌は他の投資家から見えないので、あなたが理想の価格で約定できる可能性が高まります。
●スナイパー注文
『スナイパー注文』とは、あなたが指定した価格が市場に表示された瞬間に自動発注してくれる機能です。
出典:楽天証券
仮に約定しなかった場合は自動的に注文が取り消され、再度あなたが希望した価格が表示されるまで楽天証券のサーバーが待機してくれるため、あなたの注文は板に表示されません。
つまり、『スナイパー注文』を使うと、あなたの取引手口は他の投資家から見えないので、当初設定した指値よりも有利な価格で約定できる可能性が高まります。
●トレイリング注文
『トレイリング注文』とは、あらかじめ損切りと利食いのルールを設定できるので、損失を抑えつつ利益拡大を狙える機能です。
出典:楽天証券
まず逆指値注文を設定し、あなたにとって株価が有利な方向に動いたときは、逆指値価格を自動修正してくれます。
『トレイリング注文』を使うと、なるべく高値で約定できるように楽天証券のサーバーが株価を自動で追いかけてくれる上に、株価が下落した場合は自動で損切りが発動して損失を抑えてくれる便利な機能です。
●リザーブ注文
『リザーブ注文』とは、30営業日先までの日時や株価を指定して自動発注できる機能です。
出典:楽天証券
『リザーブ注文』で事前に注文を予約することで、得られるメリットは以下3つです。
- 証券取引のタイミングを逃す心配がない
- 株価の急騰や急落に備えられる
- 自分で株価をチェックする手間が省ける
つまり、『リザーブ注文』を活用すると、有効期間中は自分で株価をチェックする必要がない上に、証券取引チャンスを逃す心配がありません。
●リンク注文
『リンク注文』とは、最大で連続10個まで自動注文を事前に登録できる機能で、銘柄や売買の種類を自由に組み合わせることができます。
出典:楽天証券
『リンク注文』対象の注文方法は以下4つです。
- 通常注文
- 逆指値付通常注文
- 逆指値注文
- トレイリング注文
特に注目すべき点は、これまでのセット注文では実現できなかった、逆指値付通常注文が設定できるようになったことです。
つまり、新規注文と同時に決済注文を連続して登録することにより、損切りと利食いの注文を同時に設定できます。
『リンク注文』は、証券取引のリスクをコントロールしながら利益拡大を狙える上に、約定結果を都度確認せずに次回の注文予約ができるので、日中忙しくて相場を見ていられない場合におすすめの注文機能です。
4-2.個別銘柄の情報を1画面に集約
楽天証券の「MARKET SPEEDⅡ」では、個別銘柄の情報収集から発注・保有状況の管理までを一画面に集約し、同時に確認することができます。
出典:楽天証券
「MARKET SPEEDⅡ」で同時に表示できる項目は、以下2つです。
- 銘柄情報
- マーケット情報
それぞれの項目で表示できる情報について、以下で詳しく説明します。
銘柄情報
楽天証券の「MARKET SPEEDⅡ」は、情報収集・発注・管理といった証券取引の一連の流れを一画面でまとめて確認できます。さらに、板からすぐに発注画面を起動できるため、スピーディーに取引することができます。
「MARKET SPEEDⅡ」で同時表示できる銘柄情報は、以下の通りです。
- 市況
- チャート
- 歩み値
- ニュース
- 時系列情報
- 適時開示情報
- 株主優待情報
- 四季報
- 企業の業績・業績予測
- 市場
- 保有銘柄の平均取得単価・評価損益
「MARKET SPEEDⅡ」では、各銘柄の企業情報から市況まで同時表示ができるため、あなたが証券取引で利益を獲得するための分析・発注において強力なサポートとなるでしょう。
マーケット情報
「MARKET SPEEDⅡ」は銘柄情報だけでなく、幅広いマーケット情報を同時に収集できます。
銘柄情報と併せて同時表示できるマーケット情報は、以下5つです。
- 国内株価指数:日経225・TOPIX
- 海外株価指数:NYダウ・NASDAQ・上海総合指数
- 先物指数:日経225先物・CME日経平均先物
- コモディティ情報:原油・金
- 為替情報:ドル/円
「MARKET SPEEDⅡ」では気になる銘柄情報に留まらず、マーケット全体の動向を把握できるので、あなたが投資判断をするために有益な情報を簡単に掴むことができます。
4-3.ヒートマップ機能・マルチチャート機能
楽天証券の「MARKET SPEEDⅡ」には、従来の「MARKET SPEED」でユーザーから要望が多かった『ヒートマップ機能』と『マルチチャート機能』が新たに搭載されました。
「MARKET SPEEDⅡ」は、お気に入りに登録した銘柄の時価情報が一目で見やすくなるよう表示機能が進化しているので、あなたが証券取引を有利なタイミングで行うサポートとなるでしょう。
それぞれの機能について、以下で詳しく説明します。
●ヒートマップ機能
『ヒートマップ機能』では、各銘柄の株価の上昇率と下落率がパネルの背景色で一目でわかるので、相場状況を視覚的に捉えやすくなっています。
出典:楽天証券
『ヒートマップ機能』のパネルの色や騰落率は環境設定で変更できるので、自分好みの表示画面にカスタマイズできます。
●マルチチャート機能
『マルチチャート機能』では、登録した銘柄のローソク足チャートを一覧表示することができるので、気になる銘柄の値動きをまとめて把握することができます。
出典:楽天証券
ローソク足チャートは、以下4パターンの時系列から選択可能です。
- 5分足
- 日足
- 週足
- 月足
『マルチチャート機能』は、各銘柄のローソク足を個別表示または一括切り替えができるので、気になる銘柄の値動きを細かく分析したい場合におすすめの機能です。
4-4.ドラッグ&ドロップで即時発注
出典:楽天証券
楽天証券の「MARKET SPEEDⅡ」は、従来の「MARKET SPEED」に搭載されていたスピーディーなドラッグ&ドロップ機能の板発注に加えて、以下2つの機能が加わりました。
- 逆指値注文の設定
- 株数変更のショートカット
それぞれの追加機能について、以下で詳しく説明します。
●逆指値注文
「MARKET SPEEDⅡ」では、逆指値注文を発注するきっかけとなる条件を設定しておくと、その条件を満たした場合に指値をドラッグ&ドロップするだけで簡単に発注することができます。
●株数変更のショートカット
「MARKET SPEEDⅡ」は、これまで手入力やマウスのドラッグ&ドロップでしか株数変更に対応していなかった「MARKET SPEED」から進化を遂げて、ショートカットキーやマウスホイール操作でも簡単に株数を変更できるようになりました。
具体的には、以下3つがボタン一つで操作可能です。
- 入力した株数をクリアする
- 保有している株数をすべて入力する
- 1単元または10単元ごとの増減
「MARKET SPEEDⅡ」のショートカット機能を活用することで、目まぐるしく変化する市場に素早く対応することができます。
4-5.セキュリティの高いログイン機能
楽天証券の「MARKET SPEEDⅡ」は、インターネットの不正アクセスを防止するために『セコムあんしんログイン』という生体認証や分散認証機能を実装しています。
出典:楽天証券
具体的には、PCとスマートフォンを連携させて二経路認証を行い、個人情報が漏洩しないようセキュリティ対策がとられています。従来のログインIDとパスワード入力に加えて、以下いずれかの認証設定を行います。
- スマートフォンの指紋・顔認証
- 端末(パターン・PIN・パスワード)の認証
『セコムあんしんログイン』は、暗号化された個人情報をブロックチェーン技術を用いた強固な認証基盤で保管してくれるので、安心して投資活動が行えます。
まとめ
楽天証券の取引ツールについて詳しく解説した上で、「MARKET SPEED」と「MARKET SPEEDⅡ」の違いを具体的に説明し、「MARKET SPEEDⅡ」の搭載機能をご紹介しましたが、いかがでしたか?
楽天証券で国内株式の取引を行う場合、これまでプロの投資家のみが使っていた自動発注機能も搭載している「MARKET SPEEDⅡ」が、投資活動を行う上で取引の選択肢が大幅に広がるので最もおすすめです。
また、楽天証券の取引ツールの中でも、投資初心者・上級者ともにおすすめの取引ツールは下記の通りです。
- MARKET SPEEDⅡ
- iSPEED
特に、「MARKET SPEEDⅡ」は、投資初心者から上級者まで満足できる豊富な注文機能を取り揃えている上に、無料で利用できます。
取引ツールの搭載機能を詳しく理解し使いこなすことは、あなたの投資活動の利益を左右する重要な選択の一つです。この記事で紹介した取引ツールの中から、投資初心者から上級者まで満足できる多彩な機能を備えた取引ツールを選ぶことをおすすめします。
5.楽天証券の取引ツールでよくあるQ&A 5選
楽天証券の取引ツールの機能を確認する上で、よくある疑問を詳しくご紹介します。
- 「MARKET SPEED」の登録銘柄は「MARKET SPEEDⅡ」に引き継げますか?
- 『アルゴ注文』は「MARKET SPEEDⅡ」以外の取引ツールでも使えますか?
- 『アルゴ注文』機能は先物OP取引でも使えますか?
- 「MARKET SPEED Ⅱ」はMacでも使えますか?
- 楽天証券の取引ツールは無料で使えますか?
楽天証券の取引ツールを詳しく理解すると、あなたが投資活動で最大の利益を獲得するための選択肢を増やすことができます。
楽天証券の取引ツールに関する代表的な疑問は、以下5つです。
5-1.「MARKET SPEED」の登録銘柄は「MARKET SPEEDⅡ」に引き継げますか?
現行の「MARKET SPEED」の登録内容のうち、以下の3点は引き継ぐことが可能です。
- 登録銘柄
- 「マイページ」の登録画面
- 環境設定
ただし、「MARKET SPEEDⅡ」へ移行するには、「MARKET SPEED」をVer16.4以降にバージョンアップする必要があるのでご注意ください。
5-2.『アルゴ注文』は「MARKET SPEEDⅡ」以外の取引ツールでも使えますか?
『アルゴ注文』を用いた注文は、「MARKET SPEEDⅡ」以外では利用できません。ただし、楽天証券のPC版公式サイトでは、『アルゴ注文』で登録した条件の照会・取消のみ行うことができます。
5-3.『アルゴ注文』機能は先物OP取引でも使えますか?
2020年8月時点で、先物OP取引は対象外です。アルゴ注文の対象商品は、国内株式のみとなります。
5-4.「MARKET SPEED Ⅱ」はMacでも使えますか?
「MARKET SPEEDⅡ」は、Windowsのみ対応の取引ツールです。Macユーザーの場合は「MARKET SPEED for Mac」を利用しましょう。
5-5.楽天証券の取引ツールは無料で使えますか?
楽天証券の取引ツールは、基本的にすべて無料で利用できます。ただし、以下2つの情報を希望する場合は、有料サービスに申し込む必要があります。
- 海外株価をリアルタイムで見たい場合
- 特定のニュース会社から情報を受け取りたい場合
自分自身で申し込みをしない限りは、勝手に追加料金がかかるなどの心配はないのでご安心ください。