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単元株について気になるけれど「どのような制度かわからない」「単元株取引について知りたい」などと困っていませんか?
結論、単元株とは、株式取引において株数の売買単位のことを指し、東京証券取引所の取り決めにより、2018年10月1日から国内上場企業は「1単元株=100株」と統一されています。
この記事では、単元株制度の基礎知識についてわかりやすく解説した上で、取引方法を説明し、単元未満株との違いを以下の流れでご紹介します。
この記事を読めば、単元株のメリット・デメリットについてすぐわかり、あなたの今後の投資活動で最大限の利益を獲得するサポートとなるでしょう。
1.単元株とは?
結論、「単元」とは、株式取引の単位のことで、投資家が株主としての権利を行使するためには、1単元以上の株式を持つ必要があります。
また、東京証券取引所の取り決めにより、2018年10月1日から、国内上場企業は2018年10月1日から「1単元=100株」に統一されています。
単元株取引で最大の利益を獲得するためには、以下2つのポイントを押さえておきましょう。
- 単元株の制度
- 単元株の取引方法
それぞれのポイントについて、下記で詳しく解説します。
1-1.単元株制度
「単元株制度」とは、各企業が一定の株数を1単元と設定し、保有株数が1単元に満たない株主に対して、一部の株主権を制限する制度です。
単元株制度で制限される権利は、以下3つです。
- 株主総会の参加権
- 議決権
- 株式売買の権利
単元株制度は、少数の株式しか保有していない株主が増えると、企業側の管理コストが膨大に増えてしまうため、企業のために設けられた制度です。
ただし、会社法で「1単元の上限は1,000株」及び「発行済株式の総数の1/200」と定まっているため、企業はこれらの条件内で単元を設定しています。
1-2.単元株の取引方法
結論、企業によって、単元単位で取引するか単元未満でも取引できるかは異なります。
そのため、単元株取引を条件としている企業の場合は、単元以下の株数で取引はすることができません。
たとえば、「株価1,000円」で「1単元=100株」の銘柄を購入する場合に必要な投資金額は、1,000円×100株=100,000円となります。
2.単元株と単元未満株の違い
結論、単元株と単元未満株の最大の違いは、取引に必要な株数と株主に与えられる権利です。
単元株と違い単元未満株は、少額の自己資金から取引ができますが、与えられる権利や取引時間など異なる点があります。
ここでは、単元株と単元未満株の違い7つを比較します。
- 取引単位
- 投資資金
- 取引時間
- 注文方法
- 株主総会参加権・議決権
- 株主優待
- 配当金
それぞれの違いについて、下記表で細かくご紹介します。
単元株 | 単元未満株 | |
取引単位 | 1単元 (100株以上) | 1株から取引可 |
投資資金 | 株価×1単元 | 株価×株数 |
取引時間 | 証券取引所の取引時間内 何度でも可 | 1日あたり2~3回 |
注文方法 | 指値注文 成行注文 | 成行注文のみ |
株主総会参加権 議決権 | あり | なし |
株主優待 | あり | なし※ (一部例外あり) |
配当金 | あり | あり |
※株主優待は、企業によって単元未満株の株主でも受け取ることができます。
単元未満株は、株主として与えられる権利が制限される上に、取引できる時間帯や注文方法が限定されるため短期間で大きな利益を得にくい特徴を持ちます。
単元未満株のメリット・デメリットや取引方法について、さらに詳しく知りたい場合は「単元未満株」をご覧ください。
3.単元株のメリット3つ
結論、単元株の最大のメリットは、株主としての権利をすべて得られる上に、リアルタイムで取引できることです。
なぜなら、株主権をすべて得ることで、株主として最大限の利益を得るための選択肢が増える上に、あなたの希望通りの価格で約定できる可能性が高いからです。
単元株のメリットは、以下3つです。
- 株主権をすべて得られる
- リアルタイムで取引できる
- 高額の配当金が見込める
それぞれのメリットについて、下記で具体的に説明します。
3-1.株主権をすべて得られる
結論、単元株を保有すると、株主権をすべて得られるので、企業の経営に携われる上に、株主優待などの提供サービスももれなく受けとることができます。
株主になることで得られるサービスや利益について、詳しく知りたい場合は「株とは」をご確認ください。
3-2.リアルタイムで取引できる
単元株取引は、証券取引所の取引時間内であれば、リアルタイムで取引できます。
さらに、単元株取引は「指値注文」ができるので、あなたの希望通りの価格で即時約定できる可能性が高いです。
3-3.高額の配当金が見込める
単元株取引は、単元未満株と比べて売買単位が高額のため、企業業績によって獲得できる配当金が大きくなります。
4.単元株のデメリット2つ
結論、単元株のデメリットは、購入時にまとまった額の資金が必要な上に、高額投資の場合は損失リスクが大きいことです。
単元株のデメリットは下記2つです。
- 購入時にまとまった資金が必要
- 投資額が大きい分リスクも大きい
それぞれのデメリットについて、下記で具体的に説明します。
4-1.購入時にまとまった資金が必要
単元株取引は、最低限必要な投資資金として最初にまとまった額の資金を必要とするため、投資を行う際のハードルがやや高いです。
たとえば、株価が2,000円の銘柄を1単元(100株)購入したい場合は、最初の投資資金として20万円が必要になります。
そのため、単元未満株と比べて単元株は購入するハードルが高くなってしまい、投資初心者の場合は高額の銘柄に手が出しづらいデメリットをもちます。
4-2.投資額が大きい分リスクも大きい
単元株取引は、投資額が大きい分、株価下落や業績悪化による損失リスクが大きくなります。
・まとめ
単元株制度の基礎知識についてわかりやすく解説した上で、単元未満株との違いを比較し、単元株のメリット・デメリットを説明しましたが、いかかでしたか?
単元株とは、株式取引において株数の売買単位のことを指し、東京証券取引所の取り決めにより、2018年10月1日から国内上場企業は「1単元株=100株」と統一されています。
単元株取引について正しく理解することで、あなたの投資活動において最大限の利益が獲得できるよう心から願っています。